釣り人がよく口にする「今日は大潮だから釣れそう」「小潮でイマイチ」という言葉。潮まわりは釣果を左右する重要な要素ですが、それぞれの違いを正確に知っている人は意外と少ないものです。この記事では、大潮・中潮・小潮・長潮・若潮の5種類の潮まわりを詳しく解説します。
潮まわりとは?
潮まわりとは、月の引力による海面の上下運動(潮汐)の大きさを表す言葉です。月と太陽の位置関係によって、満潮・干潮の高低差(潮位差)が毎日変化します。この変化のサイクルが、約29.5日周期の月齢に対応しています。
潮まわりは月齢をもとに決まります。新月(月齢0)と満月(月齢15前後)の前後に大潮が訪れ、上弦・下弦の月(月齢7・22前後)の頃に小潮になるという周期的なパターンがあります。
大潮(おおしお)
月齢0〜2日・13〜17日前後に訪れる、潮位差が最も大きい時期です。新月と満月の前後、地球・月・太陽がほぼ一直線に並ぶことで、月と太陽の引力が重なり合い、満潮と干潮の差が最大になります。
- ▪1か月に2回(新月後と満月後)訪れる
- ▪潮の流れが速く、魚の活性が上がりやすい
- ▪特にアジ・イワシ・メバルなどの回遊魚に効果的
- ▪干潮時の磯場が広く露出し、磯釣りのチャンス
中潮(なかしお)
大潮と小潮の間の時期で、月齢3〜5日・11〜12日・18〜20日・26〜27日前後に訪れます。潮位差は大潮より小さいものの、魚の活性は高めで、釣りには比較的よい条件です。
月に4回ほど訪れ、大潮に次いで魚の食いが立ちやすいといわれています。釣行計画を立てる際は、大潮・中潮を狙うのが基本です。
小潮(こしお)
上弦・下弦の月(月齢7〜9日・21〜23日前後)の頃に訪れる、潮位差が小さい時期です。満潮と干潮の高低差が小さく、潮の流れが緩やかになります。
- ▪潮の流れが弱く、魚の活性が下がりやすい
- ▪ただし、流れを好まない根魚(カサゴ・アイナメ)には比較的釣れることも
- ▪ルアー釣りより餌釣りの方が有利な傾向
長潮(ながしお)・若潮(わかしお)
長潮は小潮の翌日(月齢10日・24日前後)、若潮はその翌日(月齢11日・25日前後)に訪れます。長潮は一日の中での潮位変化が特に少なく、潮が「ダラダラ」と動く日です。
一般的に長潮・若潮は釣りにくい日とされますが、若潮は大潮に向かう「潮が若返る」タイミングとして、日によっては急に食いが立つこともあります。
潮まわりの確認方法
潮どきアプリでは、各漁港のページで当日の潮まわり(大潮・中潮・小潮・長潮)を月相絵文字とともに表示しています。さらに1週間先までの潮汐グラフを確認できるので、釣行計画を立てるのに最適です。